柳宿
悪害宿
どこか毒があり、強情でしょう
本性
まぶたがはれぼったく、やや眠っているようなイメージを与える人が多いと言われています。外見は温厚ですが内面は激しく、自尊心が強く、自分の信念を語らせれば烈しい言葉と鋭い論理で相手を屈服させるでしょう。豹変という言葉がぴったり合う感じです。一事に熱狂し。執念深さも相当なもので、敵にまわせば恐ろしい相手です。
頭脳明晰、悪智恵と口説によって他人のものだまし取り、女性を犯し、女性でも他人の夫を平気で盗んだりする悪人もいます。かと思うと、学問や芸事を好み、徹底して悪を憎み、自らを犠牲にしても他人を救ったりする、熱狂的な宗教家や正義漢などの善人もいます。根は理想家で案外、ロマンチストかもしれません。
悪事に走った場合でも、成功させるという悪運の強いところがあるのですが、相当の知識・技術が伴わないと身を破滅させるだけになりそうです。また、悪事に一度挫折すると、自信と生来の強気を失って自暴自棄に走り、最後は自滅します。あくまで善の道を選ぶ事が開運の秘訣と言えましょう。
また、常道からはずれた横道を歩みやすく、強烈な個性と才能によってわが道をゆくという傾向があります。そのほうが成功する運命にあるとはいうものの、気位高く気性の激しいあまり、周囲がついていけず憎まれたり、孤立することも多いため、その点を注意すべきでしょう。気性の激しさを抑制し、あくまで善の道に生きることが第一の心得です。
女性の場合も、たとえ表面はおとなしそうでも芯はきつく、負けずぎらいです。中には底意地の悪い人もいますが、才女が多く、平凡な妻の座をきらう人が多いでしょう。
宗教家・学者・芸術家・教師・ジャーナリスト・役人などが適職で、技能を生かした仕事もいいでしょう。語学に強く、海外運もありますので商社マンなども悪くはありません。サラリーマンは、周囲が気性の強さについていけない傾向があり、不向きでしょう。物質より精神的な世界に生きるのが良いでしょう。