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日々の吉凶を2024年11月分,12月分に更新しました。

相性

宿曜占星術は当たらない?
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 宿曜占星術というと相性と言うものが重要ですが、宿曜占星術で言う相性の善し悪しとはどういうものか?というお話です。

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魅力と相性

 占い関係の掲示板をサーフィンすると、宿曜占星術の相性でいうと「魅力を感じるのは相性が悪い人で相性のいい人には魅力を感じない」とおっしゃる方を結構見かけます。実はこれ、ある意味当たり前のことなのです。

 どうして魅力を感じないのか?というと、魅力という物の考え方の違いなんです。「魅力を感じるのは相性が悪い人で相性のいい人には魅力を感じない」とおっしゃる方の考える魅力とは「ドキドキする」とか「ピピッとくる」という表現をされる方が多いと思います。これが問題。

相性の良し悪しとは

 では、「相性が良い」というのは何を言うのか?と考えていきましょう。恋愛以外を例に考えるとわかりやすいと思います。

  1.  今あなたは新しい企画を上司に提出しようとしています。あなたの上司は日頃からあなたの考えをよく聞いてくれる相手。ですから「相性が良い」とあなたは考えています。あなたは安心して企画を提出できるでしょう。
  2.  今あなたは新しい企画を上司に提出しようとしています。あなたの上司は日頃からあなたの考えを全く聞いてくれません。ですから「相性が良い」とあなたは考えています。あなたはドキドキして企画を提出できるでしょう。

 1の文章は納得できると思います。2の文章はなんか変ですね。

 人は恋愛をすると相手のことを考えて、自分が相手にどう評価されているのが気になって不安になります。これが恋愛のドキドキ感という物です。自分を少しでも「よく見ていて欲しい」という心の欲求がそうさせるのです。ところが相手をよく知りもしないのに、「ドキドキする」というのも変じゃありませんか?。

実はこのとき感じてる「ドキドキ感」というのは「危険を感じている」んです。

魅力は人それぞれ

 実はある心理テストがあります。女性を対象に路上調査を行ったそうです。やり方はこうです。まず、ある男性を使い女性にアンケートを採ってもらいます。この内容は大して意味がありません。そして、アンケートに答えてもらった後に「アンケートを採った男性に魅力を感じましたか?」と別の調査員が聞いてみました。「魅力を感じた」と答えた人は10%程だったそうです。

 同じ調査を、今度は吊り橋の上で行ったところ、「魅力を感じた」と答えた人は実に30%近くに上がったそうです。

 この調査結果に色々言いたい人もいるかもしれませんが、危険が魅力に思えるという側面は少なからずあるということは変えられないところでしょう。

 「少しぐらい悪が良い」とか「危険な香りが良い」とか、巷ではそういうタイプを求める女性の声が多いのも事実です。また、スリルが恋のスパイスになるというのも事実でしょう。

 私はこういった恋愛観を否定する気はありません。しかしながら「相性が良い」とはとても表現する気にはなりません。

 「恋愛と結婚は別」というタイプの方も多いようですし、ご自身が「危険を追っている」という自覚があるのでしたら何も問題はありません。周囲に迷惑をかけない程度に楽しんでください。

「相性が良い」相手とは

 さて、「相性が良い」相手とはどんな相手なんでしょう?。

 人間の興味とは相手を知ってしまうと失われていく傾向が強い物です。これは安心感がさせる事なのです。相手をよく知っているので物事に対する反応が予測できてしまうのです。こうなると「慣れ」という物が生まれて「こうなるだろう」と決めつけてしまうんですね。その延長線上に「ないがしろにする」という状況が生まれます。人間はいくつもの事柄に対処しないといけないので、こういった対処をしながら新しい事柄へと移っていくのです。これらの現象はすべて人間が必要としている行動でもあるのです。こうやって「ないがしろ」にしていかないとパンクしてしまうんですね。

 この「ないがしろ」に出来る条件は「安心感」ですから、家族や友人などになると「互いにないがしろにする」事になります。

 「相性が良い」とは、まさにこの「安心感」のことを指すんです。安心できる相手だからわがままも言えるわけですし、長い間、特に夫婦などの場合、添い遂げることにもつながるんです。

 よく考えてみてください。新婚当初ならまだしも、結婚して何年もたった夫婦が「夫は何をしてるんだろう?」「妻の気持ちが分からない」といった状態は、俗に「離婚の危機」と言われてしまいます。

 相性の良い相手という物は「ついついないがしろにしてしまう」物なんですね。逆に言えば出会った頃から「ないがしろに出来るぐらいの安心感」をくれる相手、これが「相性の良い条件の一つ」なんです。

 「恋愛で苦しみたくない」と考える方は目先のドキドキ感に惑わされず、ゆっくりと相手を見極め、ドキドキ感ではなく「小さな幸福感を与えてくれる相手」を探しましょう。

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