宿曜占星術というと「安・壊」と言われるほど重要視されます。これは「安・壊」のカップルが多いことも要因の一つかと思います。そこで「安・壊とはなにか?」という解説をします。
「安壊」の誤解
これまたネットサーフィンをしていて、見かけることが多いのが安壊の誤解です。宿曜占星術の中でも安壊は非常に難しい相性で、宿曜占星術を使われる先生方も一番慎重になる部分ではないだろうかと思います。
「タレントの○○と××は安壊でも結婚した。△△と□□は親栄でも離婚した。だから宿曜占星術は当たらない。」そんな書き込みを見かけるのですが、宿曜占星術は「結婚出来る出来ない」とか「離婚するしない」で相性の善し悪しを決めているわけではありません…^^;;
たぶんこれは「親栄はうまくいく」「安壊はうまくいかない」と単純に理解されているのだと思います。そして「うまくいく」というのが非常に曖昧な表現なので、この範疇がめちゃくちゃになっているようです。
「安壊」の恋愛
では、恋愛を例にとって順を追って簡単に説明したいと思います。
○出会い
安壊の関係で出会うと、「その人が気になる」とか「ドキドキする」などの症状がでるケースがあります。この感覚は人によりけりで、ついついいじめてしまうとか、運命の人だと感じるとか、必ずしも恋愛対象になるとは限りませんが、どこかしら引っかかる物があるようです。
ですから「相性」で述べたように「ぴんとくる」「ピピッとくる」などを恋愛観で一番大切にしてしまうと、この安壊の関係で恋愛をしてしまう可能性が高くなります。
○つきあい
お互いに「ピピッとくる」という感じの恋愛観を持っていれば、安壊同士でつきあう事は非常に簡単です。
ここで第一の破壊が始まるケースがあります。どちらかにすでにつきあっている相手がいるとか、既婚者であるとか。独身であっても子供がいるとか…。それだけではなく、両親とそりが合わないなど
○結婚
「結婚は勢い」という人もいらっしゃいますが、確かにそう言う面がないとは言い切れません。安壊のケースでの結婚はこういった「勢いで結婚」というケースが少なくありません。
「安壊」は結婚できる?
さて、ここまで読んでみて気が付いたことがありませんか?。
「うまくいく」という意味が、もしも結婚できるか?(つきあえるか?)という意味で考えるならば、「安壊はうまくいく」と言えます。いえいえ、それどころか「安壊は周囲を壊しながら、一緒になろうとする力は他の相性に比べて非常に強く、全相性中一番といえるほど」です。
結婚後もしばらくは「ラブラブ状態」です。
ところが、安壊の破壊作用は静かに始まります。離婚の時期は平均で7年ぐらい。大抵が非常に憎しみあっての離婚という感じです。
当然、いろんな事情があって離婚しないケース、離婚できないケースもあります。
「うまくいかない」ということ
宿曜占星術で言う「うまくいかない」というのは「幸せという結論にたどり着きにくい」という意味です。結婚は人生のゴールではありません。一つの単なる通過点です。結局「憎しみあって離婚」という可能性の高い相性を「うまくいく」とは言えません。
「離婚して幸せになった…。」
たまに耳にするご意見なのですが、こんな台詞言いたくありませんよね?。